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沈黙のWebマーケティング −Webマーケッター ボーンの逆襲− ディレクターズ・エディション / 松尾 茂起

更新日:

読了。

Webで飯を食いたいと後先考えず会社を辞めて早7ヶ月。
未だに収益の柱を得ることができず悶々としております。

ずっと、ずぅ~っと、「Webサイトで稼ぐ」ということを考えていますが、考えすぎてダメなのかもしれません。

いや…思考が足りないのか?
いやいや、試行が足りないのでは?

…そもそも、「Webサイトで稼ぐ」って何だ?
何故、お客さんはバナーをクリックしてくれるのか?

俺はブログがやりたいのか?サイトアフィリがやりたいのか?
AdSenseなのか?成果型広告なのか?

せっかくプログラミングできるのに、それを使わないのか?
いやいや、想いのないコンテンツに人は来ない。それは実証したではないか…。

グルグル回るが…答えは出ない…。

何がやりたいのか自分で分からなくなってしまったので突破口を開くべく、今まで気になっていた本をガッツリ買い込みました。

今まで本といえばコンピューター系技術書か雑誌しか買ったことのない俺からしたら、こういうラインナップはかなりの変革です。

まずは「Webで稼ぐってなんなんだ?」という根底をもう一度確認すべく、「沈黙のWebマーケティング」を読むことにしました。

内容のあらまし

前半はWebマーケティングの考え方や心構えについて、
後半はテクニックについて論じられています。

前半の論旨

  1. もはやWebマーケティングは自演リンクの時代ではない
    コンテンツ内容に回帰すべき
  2. コンテンツには愛が必要だ
    1. Webデザインの本質は「言葉」である
      Webコンテンツは読み手にストーリーを感じさせ、寄り添うものでなければならない
    2. 感動体験の言語化が必要だ
    3. デザインとアートを混同してはいけない
    4. クリエイターに敬意を払え
  3. 良いセールスページにはロジカルとエモーショナルが同居している

後半の論旨

  1. 現在のSEOに有効なのは自然リンクである
    自然リンクを集めるには現状SNS…特にTwitterが有効

    1. SNSの伝播・炎上・バズの根底にあるものは承認要求である
    2. コミュニケーションを促進するため、社会的認知度と社会的関心度の高いネタを狙う
  2. 商売の根幹であるWebサーバーを疎かにするな
  3. 沈黙は金なり

…っはぁ~! 我ながら糞つまんねぇ要約だよ!
この本の良さが微塵も伝わってこねぇッ!

内容的には様々なブログ・アフィリエイト指南サイトに書かれていることと一致します。
(むしろ筆者の松尾さんが第一線であって、サイト側は後追いでしょうが)

そういう意味では業界人とか勉強した人には食傷気味なのかもしれません。

しかし、勉強中の俺は

この本そのものが
松尾流マーケティングを
体現している

とビンビン感じました。

隅々まで松尾流Webマーケティング

徹底した読みやすさへのこだわり

本は全体で500ページ程あってかなりのボリュームですが、

全編こんな調子で会話形式でテンポ良く話が展開するので全く飽きが来ないようになっています。
どちらかというとむしろ、この会話形式を紙面で妥協したくないからやむなく500ページ必要としたと思われます。

無論、

Web版から連載スタートした
→Web媒体でのインパクト
→会話形式がベスト

という理由もあるのでしょうが、読み手を飽きさせず疲れさせず「一通り最後までWebマーケティングを学ばせる」という目的のもと緻密に設計されていると読み取ると、この形式・もてなしかたが既にアフィリサイトの王道を教えてくれているように思えてシビれます。

引っかかりを徹底して排除

読み終わってふと気付いたのですが、途中「?」という引っかかりが殆ど無かったことに驚愕しました。

読者である自分が、この分野に関してある程度勉強していたという点はあるかもしれませんが、それにしても他の書籍に比べてスムーズに読み進めることができました。

これは普段読むコンピュータ系技術書ではまずあり得ない現象です。
(技術書では文のレベルで読み返しが必要なことが多い。隣に書いてあることがつながらない事が多々ある)

恐らく「?」となるところはあらかじめ潰されているのでしょう。
詳細説明が必要なトピックは必ず章ごとのコラムで込み入った説明が入っていますし、会話の流れの中でも狂言回し的役割のヴェロニカがサラリと補足説明するようになっています。

想定読者を取っ替え引っ替えしながら何度も何度も読み返され、徹底して抵抗感を無くすことに気が配られているのでしょう。

相当ストイックに執筆・編集された様が、まぶたに浮かびます…。

コンテンツに…愛

さて、そんなこんなで読み進めた結果、主人公ボーンによる最後の大切な教え「Webマーケティングには沈黙が不可欠」は自分の受け取り方ではこの業界の闇を垣間見たような気がしますし、私自身のこの数ヶ月間の中でも何度か商流の上流にムカついた事があるので闇の片鱗を勝手に感じたりしております。

が、ともあれ

「結局のところ、お客さまを向いて自分なりに誠心誠意やるしかない」

ということに改めて気付かせていただき、技術を勉強させていただいたというよりも、「仕事を腐らず丁寧にやれよ」とエールを貰ったような気持ちになりました。

今回のこのレビュー記事も本の教えを相当意識したつもりです。
少しはレベルアップしてゆけると良いのですが…。
ってこれが本にある承認要求を満たそうとするってやつか。イカンイカン。

お粗末ですが、最後に一言。

今夜は俺のインデックスが加速した・・・!

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